ぐりとぐらのカステラ

アニめしってご存知ですか。

アニメに登場する印象的なご馳走を再現した食べ物です。

有名なところでは、「天空の城ラピュタ」の目玉焼き乗せトーストとか「はじめ人間ギャートルズ」の骨付き肉とかがあります。

私は「となりのトトロ」でさつきちゃんが作っているさくらでんぶのお弁当が気になります。


ところでアニメではないけれど、幼児向けの絵本というのは食べ物を題材にした作品が多く、これまた美味しそうなご飯やおやつがたくさん登場し、食べてみたくなるものばかり。


２歳の息子に読んでいる絵本「ぐりとぐら」。

あまりにも有名なベストセラーで、どれだけの人がカステラの出来上がるページで喉を鳴らしたことでしょうか。

ふと食べたいなと思ってレシピを検索すると、なんと福音館書店の「ぐりとぐら」公式サイトにレシピが載っているではないですか！

というわけでわざわざオーブンで使える最近はやりのスキレット鍋を買ってきて作ってみました。


作り方は以下の通り

①卵２個と卵黄１個をほぐして、グラニュー糖65ｇを加え、白っぽくなるまでよく泡だてる。

②牛乳大さじ１と無縁バター15gを60度くらいに温めて、①に加え、混ぜる。

③ふるった薄力粉65ｇを入れ、さっくり混ぜて、型に流す。

④170度のオーブンで約40分、表面が色付くまで焼く。


さすが公式サイトのレシピだけあって、バターを加える以外、③あたりまではかなり絵本に忠実です。

最後オーブンを使うのが原作と違うわね。本のなかでは鍋(見た目はフライパン)をかまどにかけて直焼きです。



さて出来上がりはというと、うーん、良い色になったんですが、膨らみが足りない。

いや、足りないというより膨らんでない。

不安を感じつつ、テレビに夢中だった息子を呼びつけて食べてみました。


深い甘みと黄色い生地はカステラっぽいんですが、やっぱり膨らんでなくて、下の方に生地が沈んで、ギュッと詰まって固くなってます。
焼けてるのに生焼けのようなネットリした重たさ。

食感が悪く、甘さが強い分、だんだん食べてて気分悪くなってきました。

残念、失敗のようです。


ベーキングパウダー等を使わないので、何か生地を膨らませるための技がいるのでしょうが、素人には分からず。

卵の泡だてが足りなかったのか、小麦粉を入れて混ぜすぎたのか、はたまた全然違う理由か・・・。



クックパッドなどを見ていたら、メレンゲを利用したレシピが多く、次はそちらで作ってみようと思います。