ドリログ
ドリンクブログ、略してドリログ!! ここでは緑茶から紅茶、コーヒー、お酒、カクテルまで画像付きで紹介していきます。
ミルクティーとレモンティー
☆分類シリーズ☆ その2
紅茶の話
なぜか日本では紅茶というと「ミルクとレモンどちらになさいますか?」となります。日本での紅茶の飲み方といえば、ストレートとミルクとレモンしかないらしい。
それにしてもレモンティーがこれだけ幅を利かせてるのはちょっとおかしな話なのです。
紅茶といえばイギリスですが、イギリスで紅茶といえば必ずと言ってよいほどミルクティーが出てくるらしいです。特に朝は絶対濃いミルクティー。いわゆるアフターヌーンティーなど、ちょっとゴージャスに決めるときは少し高価なダージリンなど使ってストレートも飲むらしいですが、ほとんどはミルクティー。そしてレモンティーは飲みません。
そもそも、レモンと紅茶はあまりあわないのです。レモンの渋みが紅茶の味を損なうし、レモンの匂いも紅茶の香りを消してしまいます。レモンのクエン酸により、水色は明るくなりますが。
レモンティーの始まりはアメリカ。とあるレモン農家がやってみて美味しかったから広まったとか。
日本では戦後、アメリカ・カリフォルニアとアリゾナの農業協同組合が、「レモンなしでは紅茶じゃない」というキャンペーンを張り、そのころ何でもアメリカかぶれだった日本でレモンティーが定着してしまったらしいのです。
まぁそれでもレモンティーがいけないってわけではないので、美味しく入れるコツを。
色が薄くなるからって水色が濃い茶葉を選ぶと渋みが特に強くなります。渋みの少ないダージリンとかニルギリが良いらしいです。
そして、レモンは香りづけのために入れるもの。紅茶の中にスライスレモンを入れてすぐに取り出しましょう。そして爽快感を味わうのです。くれぐれも入れっぱなしには注意。また果汁を搾りだしたりもしないでください。
ミルクティーの説明も。
ミルクティーは、言葉のまま紅茶にミルクを加えたものですが、その分量は好みです。
ただ、牛乳は温めてはいけません。臭みが出て紅茶の香りをとばしてしまうからです。冷蔵庫から出したままか常温で。
紅茶は出来たての熱い状態でカップに注ぎます。すると必然的に紅茶を覚まさないようにミルクは入れすぎないように気をつけなければなりません。目安として130ccの紅茶に8ccのミルクとか。まぁイギリス人は30ccなどと大量にミルクを入れるらしいですが。
なお、茶葉はミルクの味に負けないアッサムとかウヴァとか味の濃いものを使い、濃く淹れることが重要です。
この記事へのトラックバック
トラックバックURL
この記事へのコメント