忍者ブログ

ドリログ

ドリンクブログ、略してドリログ!!   ここでは緑茶から紅茶、コーヒー、お酒、カクテルまで画像付きで紹介していきます。

流行りの地元名産食材を使うことについての考察

安易に地元の名産を素材として混ぜるお菓子が多い。
XXのミカンの果肉入り、お酒が入った、抹茶ペーストが、などなど。
それでその土地らしさを出そう、オリジナリティを出そうとしているのだろうけど、それってどうなのだろうか。

食というものの価値を考えたとき、食にとって最も大切なのは味と栄養バランスだと思う。
その後に、香りや見た目の美しさなど食欲を高める要素が入ってくる。
それらのレベルを全体的に上げることで食の価値が高まり、芸術性をも持ってくるのだと思う。

芸術というのは安易な心では出来ない。本当に美しいものを真に求める情熱が必要だと思う。
食に価値を与え、アートの域にまで持っていくのは、料理と正面から対峙し、その美味しさと美しさをどうにかして引きだそうとする意気込みである。
 
だから安易に地元の名産を材料として混ぜることに疑問を感じる。本当にその料理にその素材が必要と考えられた上でのレシピではないから。

もちろん、地元産のものと外国産のわざわざ取り寄せられた食材、どちらを使うかということを考えたときは鮮度や安全を考えても地元のものを使うべきだが、そういうことこそ料理を総合的によくよく吟味して作っているということだと思う。

地元で採れた新鮮な食材を提供したい、それは大いに素晴らしいことだと思うが、この食材を入れて名産っぽく見せておけば売れるから、といった薄っぺらい考えは料理の美しさを欠くと思う。

その店らしさ、その土地らしさを全く出さないというのは、こだわりを感じられなくて少し寂しいけれども、適当に食材を調合すればよいのだという気持ちは無くてもいいと思った。
PR

この記事へのコメント

Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
管理人のみ閲覧できます
 

この記事へのトラックバック

トラックバックURL

カレンダー

12 2025/01 02
S M T W T F S
1 3 4
5 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
Copyright ©  -- ドリログ --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Photo by momo111 / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]