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ドリログ

ドリンクブログ、略してドリログ!!   ここでは緑茶から紅茶、コーヒー、お酒、カクテルまで画像付きで紹介していきます。

煎茶教室レポ 秋編

8月に、近くの公民館で一日煎茶教室が開かれ参加したことをブログに投稿しましたが、知らない間にこの教室が定例サークルになっていて、私は参加者になっていました。(確かに参加できるならしたいと言った気もするが)

というわけで、前回の一日教室は受講者20人くらいいたのが、いきなり生徒4人の小規模サークルに。四半期に一度、一年間行ってくれるようです。

先生は同じく、黄檗売茶流(おうばくばいさりゅう)の方です。


さて今日は、「初手前三法」(初心者向けの作法)のうちの「啜り茶(すすりちゃ)」を習いました。

名前の通り、すすりながら飲むお茶です。

黄檗売茶流オリジナルの蓋つき茶碗を使います。

ちょうど中国茶の蓋椀(がいわん)の作法に似てますね。

茶碗に直接茶葉と湯を入れ、蓋を被せたのち、蓋を少しずらして茶葉をよけながら飲むスタイルです。

この作法は、少し熱めの70~85度のお湯を用います。

お客さんが飲みごろを自分で決められるように、との配慮です。

ですがこの温度は玉露には熱く、煎茶には低い、ということで、黄檗売茶流では何と、この点前において玉露と煎茶をブレンドした茶葉を使うという一風変わった作法が見られます。

もちろんブレンドは自分で行います。

今日使った茶葉の銘柄が何だったのかは知りませんが、とりあえず玉露3g、煎茶2g。

紙の上で普通に混ぜました(笑)。


さて点前に則ってお茶を淹れ、飲んでみます。(点前はかなりシンプル。1~2分で終了。)

飲み始めは湯温が高く、煎茶らしいサッパリとした軽やかな渋味が感じられます。

そののち、だんだん玉露っぽい旨味が出てきます。

この流派オリジナルの茶碗はサイズがかなり大きいので、一煎が50ccくらいあり、まだまだ飲み進めることが出来るのですが、最後は茶葉も入りっぱなしなので、だんだん苦味が強くなります。

二煎目も一応飲めますが、やはり苦味が強く出ます。

そんな感じで、味の移ろいをかなりハッキリ感じることが出来る、面白い手前でした。




 ←このまま飲む

 ←蓋を開けてもOK



最後に先生が、煎茶の点前を実演してくださいました。

(少なくとも黄檗売茶流では)煎茶は100度に近い温度で淹れないといけないため火も使うし危険、とのことで茶会などでもほとんどしないそうです。

※昔わたしが習ってた別の流派ではそんなことなかった。

直火可の急須に湯を入れ、アルコールランプ(!)でグラグラ沸かしたのちに茶葉を入れて完成。

こちらもとても美味しく、何杯でも飲めそうでした。
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