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ドリログ

ドリンクブログ、略してドリログ!!   ここでは緑茶から紅茶、コーヒー、お酒、カクテルまで画像付きで紹介していきます。

ウィンナーコーヒー @ 築地

産後は自由に動けなくなるので、今の間に行きたいところに行っておきたい。

ということで、予定のない今日一日、2歳娘連れて京都レトロカフェ巡りすることにしました。

阪急河原町駅から徒歩数分圏内に散らばる、行ってみたかった三店。

まずは「フランソア喫茶室」へ~♪。

と思ったら未就学児入店不可!!


仕方なく、二店目へ。

「築地」という昭和9年オープンのクラシックカフェ。

裏通りの小道にあって決して目立たないけど、ベビーカーも入らない幅の狭いドアを開けると、いきなりウェスタン映画に出てきそうな重厚なスイングドア。

その奥には・・・、なかなか激しめのクラシック音楽とともに、重厚なアンティークの調度品や置物が並ぶゴシックな世界!!!

小さな店なのでスタッフがやっと通れるくらいの余裕しかないけど、豪奢な木彫りと古めかしい真っ赤なビロウド張りの椅子やソファがぎっちり詰め込まれているこの空間は、まさに時代も場所も飛び越えた異国感!!

窓は少なく黄色いランプの灯りのみで、まるで西洋貴族の秘密の社交場のような雰囲気。

ウェイターさんも女性でも騎士のようなスマートな格好。

伯爵夫人にでもなった気分です。


水曜の昼前とあって1階席は貸切。おかげで2歳児がいても勝手に写真を撮っても何も言われませんでした。

注文したのは名物と名高いウィンナーコーヒー。

ホイップクリームが浮かべられて、スプーンには角砂糖2個。

豪華なノリタケの金縁のカップが似合う似あう。

そのままスプーンを沈め、少しずつ砂糖が溶けていくのを楽しみます。

クリームのコクと、だんだん甘くなるコーヒー。

飲み干した後の後ひく甘い後味が、不思議とレトロ感を呼び寄せます。

終戦直後の薄いフレッシュしか手に入らないときに、純正の生クリームにこだわって提供したんだとか。

一杯700円で贅沢な気分が味わえました。

娘がカップに少しばかり残った甘いクリームを必死に飲み干してて可愛かったです。

写真はクラシカルな建物の雰囲気も見せたかったけど、暗くて写らず・・・。

2階席も行ってみたかったですね。狭いけど重厚な階段の先には何があったのか、すごく気になります。
 
 



ちなみに「築地」という店名は、初代オーナーが好きだった「築地小劇場」から取ったそうです。

調度品も初代がわざわざ絵にかいて特別にオーダーさせたとか。

随所にこだわりが詰まった老舗喫茶店でした。
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