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ドリログ

ドリンクブログ、略してドリログ!!   ここでは緑茶から紅茶、コーヒー、お酒、カクテルまで画像付きで紹介していきます。

煎茶器

皆様ご機嫌麗しゅう。
本日読んだ小説に早々に感化され、口調がこのように転じていることをお詫び申し上げます。

今回の御紹介は前回に引き続き、お茶器にでございます。

後出の画像は煎茶器一式です。
詳しく申しますと、向こう側から時計回りに湯冷まし、泡瓶(ほうひん)、茶碗5客となります。
茶碗は私が以前習っていた三癸亭賣茶流の置き方、すなわち梅鉢(5個円形に並べる)に置いてみました。

焼きは出石焼きです。
ですが、私がその当時、どうしても廉価にて白磁の煎茶器一式を手に入れたく、しかしながら抹茶道具ならまだしも煎茶道具など母数も少なく探しに探してウェブの大海から¥3,000-で入手いたしたわけでありますので、当然品質に信頼などおけるはずもなく、釉薬表面を暴力的に荒削りした彫刻がごとき模様と、茶碗に茶を注ぐ際に泡瓶から湯が滴り落ちてくるこの現象を嘆くことは図々しいというものです。

「気に入っているからいいの!」

つまりはそういう理屈であるわけです。


そうそう、解説が遅くなりましたが、煎茶碗というものはたいてい一碗の大きさが小さく、例えていうならばゴルフボールくらい、5客セットが規格内となっております。
煎茶道では泡瓶1つで5碗全ての茶を淹れ、客がいっせいに飲み干します。
抹茶道の真理が「和敬清寂」ならば、煎茶道は「和敬清風」。風のような風雅さを目的と致します。
湯冷ましがございますのは、煎茶が熱湯を用いないためでありまして、湯冷ましで一度湯を冷ますのが良いでしょう。茶碗に注いでおいた湯を泡瓶に戻して使う方法もございます。
緑茶の最高峰、玉露はさらに碗が小さく、使用する湯もぬるいものとなります。

丁寧に入れた煎茶というものは皐月の風とも言うべき爽やかな味がするものです。
皆様にも味わっていただきとう思うばかりにございます。











この口調はツカレタ。
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