ドリログ
ドリンクブログ、略してドリログ!! ここでは緑茶から紅茶、コーヒー、お酒、カクテルまで画像付きで紹介していきます。
「利休にたずねよ」 山本兼一著 (PHP研究所)
いまさらの紹介という感じもしますが、三年くらい前に直木賞を受賞した作品ですね。
この本は全くの小説です。
お茶に関しての資料でもなければ、指南書でもありません。まぁ直木賞作品なので当然ですが。
緻密な時代考証を元に、利休にはかつて心に秘めた想い人がいたという大胆な設定で描かれた歴史小説です。
この小説は本当にすごいです。文体は丁寧で描写が正確。この時代の研究もきちんと行ってあり、作品に力があって物語に引き込まれます。直木賞作品だなって感じ。
なおかつ作中の登場人物の言動にすごくリアリティがあります。本当にこう言う人物だった、こんな言葉を吐いたに違いないと思わせるような。 特に利休は聖人だというイメージが一般的に強いようですが、そうではないある意味で鬼のように冷酷なキャラクターとして書かれているのが非常にリアルに感じられます。
この小説は茶道の知識がなくてもすんなり読めます。
そして、利休の時代、茶道がどのように使われ、どんな意味合いを持っていたのかが、難しい説明を聞くよりはるかによく分かります。
茶道の知識がないと理解しにくいと思われるかもしれないし、多少はそういう部分もあるかもしれないけれど、入門用に読むのもいいかも知れません。 もちろん普通に歴史小説としても楽しめます。
この本は全くの小説です。
お茶に関しての資料でもなければ、指南書でもありません。まぁ直木賞作品なので当然ですが。
緻密な時代考証を元に、利休にはかつて心に秘めた想い人がいたという大胆な設定で描かれた歴史小説です。
この小説は本当にすごいです。文体は丁寧で描写が正確。この時代の研究もきちんと行ってあり、作品に力があって物語に引き込まれます。直木賞作品だなって感じ。
なおかつ作中の登場人物の言動にすごくリアリティがあります。本当にこう言う人物だった、こんな言葉を吐いたに違いないと思わせるような。 特に利休は聖人だというイメージが一般的に強いようですが、そうではないある意味で鬼のように冷酷なキャラクターとして書かれているのが非常にリアルに感じられます。
この小説は茶道の知識がなくてもすんなり読めます。
そして、利休の時代、茶道がどのように使われ、どんな意味合いを持っていたのかが、難しい説明を聞くよりはるかによく分かります。
茶道の知識がないと理解しにくいと思われるかもしれないし、多少はそういう部分もあるかもしれないけれど、入門用に読むのもいいかも知れません。 もちろん普通に歴史小説としても楽しめます。
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