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ドリログ

ドリンクブログ、略してドリログ!!   ここでは緑茶から紅茶、コーヒー、お酒、カクテルまで画像付きで紹介していきます。

TEDDY GINGER BLUE SNOW DOME @ 北野メディウム邸

一年前くらいから私がインスタで追っかけていた神戸異人館カフェのアフタヌーンティー。

めっちゃくちゃ可愛くてSNS映えなセットを提供するお店で、季節によって毎度テーマカラーもデコレーションも一式変わる、凝ってて豪華なテーブルセットがステキなのです。。

実は去年の夏に一度、うちに遊びに来る予定だった妹と二名で予約していたんだけど、私が肺炎に倒れ泣く泣くキャンセル。

またいずれ行きたいなーと思っていたら、私がこのお店を知るきっかけになった、この一年のうちで一番オシャレだったティファニーブルーのテーマの回がリニューアル再登場!らしいということで是が非でも行きたい!!

ただこのお店は2名予約しか受け付けてないんですね。
なので英国好きで趣味が似ているママ友さんを誘いました。

そうしたら今週にでも行けるということになり♪

善は急げと二人して行ってきましたー!!

全国的に大寒波の2月初旬。

神戸もめっちゃ寒い!
はっきり言って高槻より寒い。

予約の12時ちょい前に着いたメディウム邸は、北野異人館街の中にある、と言ってもギリギリまで隣のマンションが迫ってきている割と雑然とした住宅密集地の一角。
なので景色は想像ほどではなかった。

呼び鈴を鳴らしてドアを開けてもらいます。

古い絨毯敷きの階段を上って通されたのは2階の奥側の部屋。かつて使われていただろう暖炉とかあります。

すでにもうテーブルセッティングが終わっており、ファンシーな世界観が卓上に完成していました。

めっちゃ可愛いー!!

ブルーの三段スタンドにミニパフェ、ブルーのモクテル、そして主役級に目が行く大きなガラスドーム。
周りには綿やオーナメントが飾られています。
もう撮影スタジオのような演出です。

メニュー内容を写真に撮り忘れたので詳細が書けずですが、
三段スタンドには
〇マカロン
〇カヌレ型ケーキ
〇オーナメントケーキ
〇ミニハンバーガー
〇ミニグラタン

ドームの中は
〇ボックス型ケーキ
〇テディベア型のホワイトチョコ

その他
〇パフェ
〇ヴェリーヌ
〇チキンとサラダ
〇ウェルカムモクテル
です。

とにかくデザインがいちいち可愛い。
どこを切り取っても可愛い。
全部可愛い。

ほんとインスタに上げるために存在してるようなお店。

うん。

ただ、見栄えにこだわっている=サービス良いではないんだなと深く実感したのがこのお店。

まずお茶がポット交換制だったのですが、なんと一人ずつ選べない。二人で一緒に飲んでくださいのポット1個制。
え、ひどくない?

しかもフリードリンクのラインナップがほとんどフレーバーティー。しかもドぎつそうなヤツばっかり。香りづけされてないのはセイロン一点のみ。

そして店員を呼ぶときは呼び鈴を鳴らしてくださいと隣のテーブルに置いて行かれたのだけど(後ろのテーブルの人と共同)、呼び鈴鳴らすためにいちいち席立たないといけないうえに、聞こえてないのかとにかく呼んでも来ない。

あと、エアコン設置されてなくてめちゃくちゃ寒い。部屋の反対側の隅にガスストーブ一台だけあったけど全然意味なしてない。

さらに館内にトイレ設備がないらしく、お手洗いは外に設置された公衆トイレみたいなやつで、これがもう本当に寒かった。
(しかも手洗いに置く場所が無かったのかハンドソープ床に置かれてた。。。)

スタンドに飾られているリボンはセロテープで止められているだけで何度も落ちてくるし。スタッフ、落ちたのそのまま貼りなおしてたし。

とまぁ、飲食中のストレスはかなりでした。

そしてなんとなんと、二名予約必須なのに、ボックス型ケーキは1個、チキン&サラダは1皿しか用意されてなくて、セルフで半分こしてくださいという謎のスタイル。

え、なんで?二つ用意して!?

切ってくださいと言ったらナイフ渡されて自分たちで切ってくださいって言われたし。なにこの意味不。

飲食店として・・・どう??

お料理は、可愛いけど味はまぁ普通って感じでした。

スイーツ類は普通に美味しかった。
でも全部相当甘かったです。
そしてカヌレもオーナメントも中がクリームでパフェもクリーム盛り盛りでだいぶもったり。
パフェは一年前のセットより豪華になってる模様。

逆にモクテルは去年の方が二層×スノースタイルで豪華だったようです。
今回のはブルーで爽やかだけど、ただ青いだけのしかもカルピスという。。。

セイボリーは普通に美味しかったけど少なかったですね。ハンバーガーのバンズ固すぎだし。

ホワイトチョコのクマさんは、スタッフが「紅茶に入れるのも良いですよ」とか言うので紅茶に入れてみたんです。
沈んだ姿が哀れだったうえに、溶け方微妙で溶けた部分は大して美味しくもなく、溶け残りを掬いながら食べるという残念なことに。
これ絶対に普通に食べた方が美味しかった!!

一番目を引くボックス型ケーキは、貰ったナイフでどうにか切り分けたら中は層になっているコーヒー風味のケーキでした。
ママ友さん美味しいって言ってたけど、私は最後にコーヒーかぁってなった(笑)。
そして結構なボリュームでもう甘さがしんどい。。。
持ち帰り用のビニール袋持参しようと思ってたのに忘れてしまった自分を呪いました。
誰かコンソメスープ持ってきてー。

ってまぁ文句ばっかりになってしまいましたが、ポットの紅茶の量細かく指定したり、あれ切ってくださいとかこれ持ってきてくださいとか要望は遠慮せず全て口にできるママ友さんと私とで、楽しく過ごせました。
お喋りも絶え間なくで、きっちり2時間フルで滞在しました。

お目当てのキュートなセットは直接自分の目で拝むことが出来たので、もうこの店に来ることはないかな。




(後ろの席)













ちなみに北野メディウム邸は元はエスタニック邸と呼ばれ、明治20年ごろにロシア人貿易商であるスタデニック夫妻の私邸だったらしく、異人館街の洋館の中でも最も古い時代のものであるらしいです。
(どおりで他の有名な館に比して傷みも激しい感じがありました。)

あと、ここのお店のアフタヌーンティーセットは基本的にジンジャーガーデン青山という東京表参道にあるカフェとのコラボとなっています。
コラボというより監修って感じなのかな。
ジンジャーガーデンさんも同じようなキラキラ夢かわの世界観が楽しめるお店のようです。
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柿の里 by さくらや

11月ごろに投稿した源吉兆庵の「粋甘粛」という干柿を使った贅沢なお菓子。

うちの母が地元の和菓子屋で「似たような商品を見つけた」らしく、送ってくれました。

確かに干柿の中に餡を詰めた和菓子です。

これが同じ美味しさだったら、絶対こっちの方がお得じゃない?(いくらか知らないけど)

と、期待して開封。

?!なんか表面にまぶされている!

なんか白くて平べったいキラキラしてるやつ。なにかよく知りませんが。

これのせいで一見干柿って分かりにくいですが、切り分けるときちんと干柿の中に白餡が詰め込まれていますね。

食べてみました。

あー、、、うん。

それなりに美味しいけど、粋甘粛の美味しさと比較したら、ねぇ。

違いが分かりすぎる。。。

なんというか、まず柿自体の品質かな。中国産って書いてあったけど、どこ産というよりも干し方、つまり製法でしょうかね。歯ごたえの滑らかさと均一さが全然違う。

そして餡との相性。

粋甘粛はまさに柿と餡の双方が一体になってより一層美味しくなる掛け算の美味しさだったんだけど、柿の里のほうは柿と餡がバラバラで噛み合ってなかった感じです。
たぶんそれぞれの歯ごたえが同じになるように調整されてなかったからかな。食感がばらついてて。

あと、表面にまぶしてあるアレ、絶対要らない。特に味はなく、妙に舌触りと食感を悪くしてたと思う。なんなら見た目的にも無い方が。

と、どうしても比較すると粗が目立つ結果に。

まぁ普段のおやつには良いと思いますが。

でもこれ食べるなら純粋な干柿の方が好きかも。私は。

干柿が大好きなうちの末っ子も2口食べて要らないって言った。。。^^;


半天腰 by 岩茶房 京都

モントレホテルへ行った際に、さらにここにも寄り道しました。三軒目。

駅への道を歩いていたら「岩茶房」の文字が見えて。

岩茶房って高級中国茶の店よね。中国茶の本によく載っていたような。

京都にもお店があるのは知っていた(ような気がする)し、すごく昔、それこそ子どもが産まれる前とかに訪れたこともあったような気がしたのですが、ブログ見返してもそんな記事がないので気のせいですかね。

せっかくなので立ち寄ってみました。

入口に金額表が貼ってあって、3000円超えとかもあったけど1800円とかも見えたから、まぁこれくらいなら一袋だけ。。。と思って入ったら、なんとその表は店内でお茶した際の値段でした!

購入は2300円~。みたいな感じ。

ぎょえーって目が飛び出そうになったけど、客は無人。店主が奥からわざわざ出てきた手前、買いませんと言える雰囲気でもなく。

仕方なく、比較的安価で「正統派」「店主の一押し」とか書かれていたお茶を購入しました。
半天腰(はんてんよう)、お値段2350円!!

2350円ですよ?
さらに驚きなことに、内容量20g!!
100gじゃないの!?

たった20gで2350円??

よっぽど心して飲まねば。


というわけで購入してけっこう経ってますが、やっと開封していただきます。

岩茶房は中国茶の中でも特に武夷岩茶を扱っているお店のようで、武夷岩茶とは中国・福建省北部にある奇峰奇岩の地域「武夷山」で育った茶で作るウーロン茶を指すとのこと。

お店で一緒に貰ってきた岩茶のおいしい淹れ方のプリントを参考に淹れていきます。

高級品だからね、丁寧にやるよ。

①まず急須と湯飲みを温めます。(日常ではまずやらんやつ)
②茶葉を急須の三分の一~二分の一程度入れます。って、そんなに入れられるわけない!経済的に。なので茶さじ一杯分くらい。
③わきたてのお湯をゆっくりと急須からあふれるまで注ぎます。って、そんなことするわけない。
④蓋をして上からさっとお湯をかけ、30~40秒(急須が大きいほど長めに)置きます。
⑤蓋を取って、蓋の裏の香りを聞き、出具合を判断します。

あ、全然できてないわ。
かろうじてお湯をきちんと沸かして、時間を守ったくらい。

でもお湯もう少し沸かしても良かったかもだし、茶葉が少ないから40秒じゃ全然出てなかったわ。全面的に失敗だわ。


写真の一煎目は薄すぎたけど、適当にポットからお湯を入れた二煎目は抽出も早く、美味しく入りました。

正統な武夷岩茶の味を良く知りませんが、確かにこれは美味しい。高級な中国茶だという主張があります。

日本茶とも紅茶とも違う、力強さとかはないけど典雅な香りと軽やかな口あたり。
焙じ茶のようなさっぱりさだけど焙じ茶のような苦みはなく、ころころと丸みを感じる軽やかさ。
雑味がなく、凍頂烏龍茶の味に近いですが、それより甘みは控えめです。
誰でも美味しく飲めそうな優等生な味でした。


ちなみに、お店で貰った茶葉一覧によると、この半天腰は"山の頂で生育するためか太陽の気を感じ、バランスの良いお茶"、"岩茶の正統派"とのことです。

一覧の中で最も高級なものは20gでなんと10,000円でした!!ユンケル皇帝液か(笑)。






大阪に出てきてすぐに購入して私が読み倒していた関西の本気カフェ本があるんですが、久しぶりに読み返してみたら岩茶の特集ページもあって(そうだこれで岩茶房を知ったんだった)、その本によると岩茶は茶畑で栽培されるのではなく、植物など到底育つとは思えない険しい岩肌に生育する珍しい茶樹で、自然に水分や栄養を吸収して成長する極めて生命力の強いお茶だから、効能が強く歴代皇帝も愛飲して詩人も詩に詠んだくらいのお茶とのこと。
高価なのも納得ですね。


はちみつレモンホットワイン

以前、ホットカクテルメーカーという調理家電を紹介しましたが、レシピブックも付録で付いていました。

なにか作ってみたいなーと思いながら最近はカクテルメーカー自体使ってなかったのですが。

スーパーで見切り品の国産レモンを安く買ったので、ハーフボトル350円くらいだった激安白ワインも買ってきて、レシピブックの巻頭に載っていた「はちみつレモンホットワイン」を作ってみました。

作り方は
①白ワイン300㏄、はちみつ大さじ1、レモン果汁大さじ1をポットに入れて、混ぜてから電源を入れ70℃に設定。
②15分経ったら電源を切りカップに注ぐ。
③スライスレモンを浮かべる。

という簡単なもの。

300㏄は多いので、1/3量で作りました。

うん、さっぱりした甘みとワインのアルコールの適度な刺激でとっても美味しかったです。

はちみつレモンという定番のフレーバーなので、激安ワインくらいが香りも味も主張がなくてちょうどいいバランスになりました。

うっかり子どもでも飲めそうだ。




したたり by 亀廣永

月初、ホテルモントレ京都に行ったときに、ここも立ち寄りました。

昭和11年創業の和菓子屋「亀廣永」さん。

昭和の創業だと京都では新しいと感じるくらいだけど、お店自体はもう本当にここだけ昭和を切り取ったような昔ながらのこじんまりしたもので、暖簾をくぐって木枠の引き戸を開けて入ると、いつからあるのかというようなショーケースの中に何十年も変わってなさそうな包みのお菓子が積まれています。

奥から店主が出てきて、言ったものを出してもらって、お金を払って、ごめんくださいと言ってお店を後にする感じ。

もちろん支払いは現金のみだし、もう帳簿は古い帳面にでもつけてるんじゃなかろうかってくらいの雰囲気です。

昔祖父が土産物屋をやっていた宮島の店を思い出しましたよ。30年前のあの感じ。


購入したのは「したたり」という竿菓子。看板商品の一つです。
どんなお菓子か一言で説明すると、黒糖の寒天です。

老舗和菓子ガイドブックによれば、祇園祭の期間中、唯一茶席が設けられる菊水鉾の会所。
そこでの茶菓子にと考案されたとのこと。

包み紙の説明書きには、"菊水鉾は能楽「枕慈童」の曲に菊の露の「したたり」を呑んで七百歳の長寿を保ったという中国の故事にちなんで作られた鉾”で、このお菓子はその話にあやかって作られたというような趣旨の事が書かれています。

つまりは本当は夏のお菓子です。確かに寒天のキラキラ感は夏を思わせますね。

かつてはその茶席でしか食べられなかったらしいけど、今はお店で通年販売しています。ありがたい。


一人で食べるには大きいし、子どもたちに食べさせるにはもったいない気がするしで今日、ママ友さんとのランチ会のあと、まだ時間があったので彼女たちを家に誘って一緒に食べました。

切り分けの厚みがバラバラだけど、そこは見ないことにして。


濃い琥珀のような神秘的な透明感が、シンプルながらも圧倒的な存在感。
宇宙を思わせる深遠さがあります。

クリアな色味からも分かるように、羊羹ではありません。寒天ですね。

食べてみました。

予想以上の美味しさー!!

まずフォークを入れると(フォークかい!)寒天らしい切り立った断面を描いてぶるんと切れます。
私は寒天のこの独特な固さが好き。ゼラチンのプルプル感よりも弾力のない感じが。

そして口に含むと、まさしく黒糖!黒糖のじんわりとした深い甘みが広がります。
でも黒糖なのに安っぽくない。すごく上品です。贅沢に和三盆糖も使われているからでしょうか。すごいこれ。

原材料を見ると、砂糖・黒糖・水飴・和三盆・寒天の5つのみで、つまり糖と凝固剤しか入ってない(笑)。本当にシンプルイズベストで純粋な美味しさを感じる和菓子でした。

祇園祭のお茶席で優雅に食してみたいものです。
(いや、より味わって食べるのには冬の自宅の方が適しているのかな。)

なお私が持っている2009年発行のガイドブックでは一竿1,050円と記載されていますが、2025年価格は1,300円となっておりました。まだ許せる範囲内の値上がりと言えますかね。



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