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ドリログ

ドリンクブログ、略してドリログ!!   ここでは緑茶から紅茶、コーヒー、お酒、カクテルまで画像付きで紹介していきます。

カテゴリー「お茶うけ (和)」の記事一覧

焼芋大福 by 御菓子司 花月堂

淀川区は十三の商店街の中にあるお店です。
実は現店主は三代目って、結構長い歴史。実は何回か取材も受けたことがあるという。

ていうか実は、お茶のお稽古のときのお菓子はいつもこの花月堂さんです。先生のお家から近い。

普段のお茶菓子は、意匠も味も結構ざっくりしてて、きっと三代目もまだまだ修行中なのだなとか思ったりしますが、この焼芋大福はとても美味しかったです。
裏ごしした芋を求肥で包んである(んだと思う)んですが、芋の控えめな甘さと求肥の粘っこい感じが、あーもう秋なんだなぁとしみじみと思わせてくれる、どちらかというと詫びたお菓子です。あの焦げ目がいいですよね。

ネットで調べてたら、花月堂さんはみたらし団子が有名らしいので今度買ってみよう。




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月見だんご by 菓匠 千鳥屋

今日は十五夜です。お月見です。
ていうのは知らなかったんだけど、お茶のお稽古に行くときに通る商店街のお菓子屋さんがどこも月見団子を山積みにしていたので知りました。

なんか大阪の月見だんごってちょっと意匠が違うんですよね。少し細長いお団子にあんこがくるっと巻いてあります。どこのお店もこのデザインだったからきっと大阪(少なくとも十三付近)はこの外観が普通のようです。お茶の先生もそうおっしゃってました。
少し雲がかかっている月を表現したのかもと言う私の意見はあっさりと無視されました。
あー、調べてみたら里芋の形を模してあるそうです。残念。

それにしても月見だんごって、腰高の白木のお膳(?)に白い団子をピラミッドのように積み上げている、あのイメージが強いんですが・・・。
もしかしたらそちらは関東の風習で(関東はあまり餡になじみが無いですし)、江戸時代に月見の風習が一般化したから積み上げ団子が世の中のイメージになったのかもしれないですね。と言う私の意見はまたしてもあえなく無視されました。積み上げは、十五夜だったら15個、十三夜だったら13個積み上げるそうです。

そんなこんなで、夜にお月見~とお団子とお茶持って公園まで散歩して月を見ながらいただきました。雲が厚かったけど、時折見える月がくっきりときれいでした。

ただ、お団子ね・・・。
千鳥屋さん。老舗のお菓子屋さんみたいだけど、だんごの作りがちょっと雑?スーパーのお菓子のように表面がひどくつるっとしすぎ。ちょっと固いし。添加物が入ってるのではないかと疑う。餡も少々脂っぽいぞ。
東京にも暖簾分け(たぶん)しているみたいで大きな会社でしたけど。だからこそか?











そうそう。ちゃんと調べました。

十五夜・・・別名:芋名月。いわゆる中秋の名月。旧暦8/15。中国から渡来した習慣。芋の収穫祭。お茶の先生曰く「昔はだんごと一緒に小芋を供えた」とのこと。

十三夜・・・別名:栗名月。旧暦9/13。日本古来の風習という説有力。ちょうど栗の収穫時期にあたるので栗を供える。

両方の月見をしないと縁起が悪いとされている。けれどもこういう風習においてはよくある→"地方によって事情が違います"という認識を忘れずに。


それにしても。。。
今年の満月は本当は明日4日みたいです。晴れそうなので夜は空を見上げましょう。

鎌餅 by 大黒屋鎌餅本舗

前述のカフェ、嘉木でお茶うけとして登場しました。有名な京都のおまん屋はん(まんじゅうを扱う店、庶民向け)の大黒屋さんです。

看板商品が店名でもある鎌餅。稲刈りに使う鎌をモチーフにしているようです。まるっとしていてかわいいですけど。

お餅はすごく柔らかくて餡も柔らかい。楊枝できれいに切れます。うっすら餡の黒いのが透き通って見えてきれいです。「熱いうちに手早く包み、餡が透けるほど均等に伸ばして鎌形にしていくのがコツ」らしい。某京菓子本より。
結構大きいからボリュームもあって◎。1個120円らしいですよ。リーズナブルなのもいいですね。

この大黒屋さん、なんと江戸時代からあるそう。まぁ、有名京菓子店ではよくあることですが。すごいなぁ。




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浜土産 by 亀屋則克

やっと、やっと!念願の浜土産手に入りました~。
2年前に行った表千家短期講習会(茶道表千家の家元の下で若者50人が1週間修行をするという年に2回のイベントです)に行ったときに出たお菓子の中で一番印象的だったもの。もちろん京菓子。
ずーっと食べたかったんですよ。

だって、この亀屋則克さんはデパート等に出店せずいまだに伝統のお店を守っているという、昔ながらのお店。店構えも古風でよいらしいです。日曜がお休みで17時までしかやってないから買いに行けず、今回、彼氏のお母さんに買ってきてもらったものなのです。ありがたい。

このお菓子ですが、読み方は「はまづと」。
このお店の代表的なお菓子です。夏季限定商品。

まず、画像を見てください。

蛤に琥珀羹を詰め、大徳寺納豆を一粒落として閉じるという洒落た造り。本物の貝を使っているので、いまにも波の音が聞こえてきそうです。海を持たない京都の人たちはこうして昔から見る事のない海に思いを馳せていたんでしょうね。蛤はお店の近所の佃煮屋さんから譲り受けているらしい。ちなみに家元のお玄関さんたちがおっしゃるには「昔はもっと蛤が大きかった。近年は小さいものばかり」と。乱獲のせいでしょうか??

食べます。家元のところで習った食べ方は、貝をこじ開け(蝶番になった方から開けると開けやすい)、琥珀羹がつかなかったほうの貝殻をスプーン代わりにしてすくって食べるというもの。

味ですが、結構この琥珀羹が固め。プリプリッとしてます。大徳寺納豆は味噌で味付けしてあるので、ちょっとしょっぱい。お茶の先生曰く、「この塩味が琥珀羹の甘さを最後に中和してくれるから、豆を最後に食べると良い」とのこと。先生、先に言って下さい(笑)。先生は琥珀羹が甘めとおっしゃっていましたが、私的には甘さ控えめに感じられました。あー、美味しかった。またすぐにでも食べたい。

ちなみにこのお菓子、お遣い物用の包装にはヒノキの葉が使われていて、防腐に役立つという昔ながらの知恵らしいです。情緒溢れる・・・。




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花扇寿 by 高砂屋

やっと載せることが出来ました。金沢ラスト。

彼氏が買ってきてくれたんですが、彼曰く「絶対に喜ばせる自信がある」とのこと。
何を隠そう(隠してないけど)、このわたくし、知る人ぞ知る扇子コレクターなんです。
空けた瞬間感嘆の声が漏れました。箱もきれいだし☆

味も美味しかったです。
扇面の方は、フワッとした食感で、そうだなぁ「白い風船」をもう少し硬くして純和菓子っぽくした感じ。
白い風船って分かりますかね。市販菓子です。広島のほうでは結構メジャーだと私は思ってるんですが。どちらかというと幼児向けのめちゃ柔らかいお菓子です。美味。
んで、要(扇子の骨を停めてる部分)の方は落雁ですね。金沢のお菓子は他地域に比べて甘味が強いって聞いたけど、そんな事なく上品な甘さでした。ぼりぼり食べれた。

とにかく、涼しげな品のあるお菓子です。
描いてある絵は、春(右上)は桜、夏は藤(下)とかきつばた(左)です。秋と冬もまだ箱の中に入っています。




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