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ドリログ

ドリンクブログ、略してドリログ!!   ここでは緑茶から紅茶、コーヒー、お酒、カクテルまで画像付きで紹介していきます。

カテゴリー「お茶うけ (和)」の記事一覧

卯 (神饌菓子) by 御菓子司 末廣堂

またまた登場の供饌菓子(くせんがし)です。

今度は、会社であまりを頂きました。
うちの会社は住吉大社に帰属(?)してて、毎年仕事始めには役員の年頭祈願があり、各事務所や工場にはミニ社とか神棚があるのですが、うちの支社の神棚にお供えしてたものをいただいたわけです。

箱には、画像の卯(うさぎ)、餢飳(ふと)、糫餅(まがり)の3つが入ってました。

卯・・・住吉大社が卯年卯月卯の日に御鎮座されたことに由来。今年は寅年ですが、一年間違えたわけではありません。
餢飳(ふと)、糫餅(まがり)・・・住吉大社に奈良時代より伝承の特殊神饌「ふと・まがり」に模して作製。ふと・まがりがどういったものか謎ですが、かつて中国(唐)よりもたらされたお菓子の一種らしいです。漢字も特殊すぎてフォントの設定によっては表示されないパソコンとかありそう。

で、このお菓子ですがおしる粉になってます。お碗に入れてお湯で溶かすいわゆる懐中しる粉。インスタント食品のさきがけ。最中に包まれているのは見たことありますが今回のは落雁的なもので、アズキのお汁粉じゃなくて砂糖の汁粉っぽい。

お湯を入れる前のものが1枚目の画像。
お湯を淹れた後が2枚目の画像。
食べてみました。

う~ん。。。
まぁ正直あんまり美味しくない。
砂糖にポツポツと浮き実(お茶漬けに入ってるような丸いヤツ)が入っていて、砂糖汁を飲んでるイメージ。あ、もちろん即席汁粉系にはお餅は入っていません。

とりあえず、私は今回を持って断言します。
   「供饌菓子は美味しくない!!」

古い時代のお菓子を真似てるからってのはありますが、何て言うか、お供えものはあくまで供えるものであって人様が食べるものではないということでしょうかね。



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黒こしょう 他3種 (おかき) by 蕪村菴

おかきやお煎餅というと関東のお菓子というイメージがあるけれど、今回はちょっとだけ珍しい京都のおかきの紹介です。
彼氏のお母さんがよく買ってきているというものを、私が美味しい美味しいとボリボリ食べてたらお裾分けでくださいました。

画像は、中心の「黒こしょう」というちょっと刺激強めのピリ辛(?)せんべいから反時計回りに「のたりのたり」(有明のりせんべい)、「青磯のかほり」(四万十のり使用)、「花満月」(揚げせんべい)です。

これね、本当美味しかったです。なんだろう、市販のものと違って化学調味料とか使ってない素朴な本来の味がします。まぁ多少は化学調味料だって使っているのかもしれないけれど、やっぱりちゃんとした食べ物の味!って感じがしました。

ちなみにこの中では花満月が甘辛で柔らかくて一番好き。青磯のかほりは本当にかなりの磯の香りがします。




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粋甘粛 by 源吉兆庵

この時期恒例、帰省のお土産は・・・。

この間、おすそ分けで頂いてとても美味しかったお菓子、源吉兆庵さんの粋甘粛(すいかんしゅく)です。

説明書きによると、「滋味深い国産の干柿に、さらりとした味わいの白あんを詰め、薄く羊羹で包み、みじん粉をまぶして自然の姿そのままに和菓子にしあげました。果実の持つ純粋な甘さをつき詰め、匠の技で磨き上げた手仕事の心かよう創作果実菓子です。」ということです。

干し柿に餡を詰め、それを羊羹で包んであるとは豪華な構成。じっとりと腰をすえたような甘さが広がります。華やかな美味しさではないけど、どちらかと言うと重さのある味。確かに滋味と言う言葉があうような気がします。大人が楽しめる美味しさだと思います。









中はこんな感じ。

抹茶パフェ @ 中村藤吉本店

雲隠れにし夜半の月 程度でしたが、宇治に行ってきました。
滞在時間たぶん50分くらい。
(上記の表現は、宇治に源氏物語ミュージアムがあるから紫式部の歌でかけてみたことを理解して欲しい)

んで、宇治に行くことを話した先輩にリコメンドされていた中村藤吉のパフェを食べてみました。

竹に入っていておしゃれでしたよー。
画像では分かりにくいですが、フルーツの下には三種のアイス。バニラと抹茶と煎茶かなぁ?しっとり甘くて美味しかったです。ただ、さらにその下に入っていた天カスらしきものにはさすがに首を傾げましたが・・・。いわゆるフレークの代わりなのかなぁ。和風っぽさを出そうとしたのかもしれないけれど。

店内もとてもおしゃれでした。懐かしさのある落ち着いた雰囲気で。製茶工場だったところをカフェに改造したのだとか?床暖房というところもとてもグッド。

あー、それにしても急いで食べたからお腹冷えました。冬に食べるにはやはり温かいものがいいです。




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清浄歓喜団 by 亀屋清永

ついに食してしまいました。

供饌菓子(くせんがし)です。
奈良時代に遣唐使によって伝えられた唐菓子(からくだもの)の忠実(?)な再現です。1000年の歴史を今に伝えるわけです。

まず形の説明。
全体の形は金袋。八つの結びは八葉の蓮の花。デザインは古さを感じさせないですよね。
天台宗や真言宗などの密教系のお供えとして用いられ、一般人はとても口に出来ない高級品でした。


食べてみました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ごめんなさい。

これは。。。食べれない。。。。。

皮の部分は ―上質のごま油であげてあるらしいですが― めちゃくちゃ質の悪い中国のお土産のお菓子的な味。
中の餡は、ボソボソッとしていて、かなりきつい香り ―それこそお寺のお香のような― がします。説明書きによると白檀、丁子(クローブ)、ニッキなど七種の「清め」の香りが混ぜ込んであるとのこと。それはすごい香りになるでしょうよ。

昔は甘いものがまず食べられなかったんでしょうしね。このお菓子もよほどの上級品だったことは分かります。いやぁ、美味しいものがたくさんある現代に生まれてよかった。
申し訳ないですが、一口食べてその次が喉を通りませんでした。


あ、もちろん亀屋清永さんには、清浄歓喜団の他に現代のお菓子も揃っていると思いますのでご安心を。





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