忍者ブログ

ドリログ

ドリンクブログ、略してドリログ!!   ここでは緑茶から紅茶、コーヒー、お酒、カクテルまで画像付きで紹介していきます。

カテゴリー「お茶うけ (和)」の記事一覧

羽根さぬき by 三谷精糖

半年くらい前に四国を旅行して、そのときのお土産をある人に渡したのですが、今ごろになって(色々あって)私のもとへ戻ってきました。
うん…まぁいいけど。


そんなわけで今回のご紹介は香川の和三盆です。私は知らなかったんですが、和三盆って香川と徳島で作られるもののみを指すんですね。
 
いつもどおり、Wikipediaで仕入れた情報ですが、江戸時代、幕府がサトウキビの栽培を奨励してそれに答えたのが讃岐(香川)藩と土佐(徳島)藩。未知だった製糖方法の開発を、各地から情報をかき集めて成功させたようです。ただし、非常に手間のかかる工程とのこと。
また、和三盆の特徴として在来品種のサトウキビを使っているようで、このサトウキビが背も低いし幹も細いし収穫量が少ない。そのうえ作るのには手間がかかり、完成品は原料時の半分程度の量になることから生産コストがかかり過ぎて、生産者の数は減っていったようです。

そんなこんなで和三盆は砂糖の中では最も高級品。もちろん味も違います。Wiki文章をそのまま引用すると、
「粉砂糖に近いきめ細やかさを持ち、微量の糖蜜が残っていることから色がかかった白さとなる。甘さがくどくなく後味がいいため、和菓子の高級材料として使用される。また、口に含むと素早く溶け風味のよい甘さから、和三盆そのものを固めただけの菓子が存在し干菓子の代表格となるほどである。」らしいです。


食べました。そうですね。確かに味は上質な感じがしました。しっとりしてて口の中ですーっと溶けていきます。何個食べても飽きない柔らかさがある。煎茶によくあいそうです。

この「羽根さぬき」はお土産物屋さんで適当に手にした商品ですが、三谷製糖さんは讃岐和三盆の代表メーカーでした。




PR

名代 豆餅 by 出町ふたば

ついに登場。京都でも有名なお菓子、―お菓子というかおやつですね― 出町ふたばさんの豆餅です。いろんなガイドブックにも載ってるし、お店の前はすごい行列。並んで買いました。

画像は看板商品の名代豆餅です。餅の中に豆がゴロゴロ入ってます。出っ張ってるところがあってもいいじゃないかっていうこの気取らない外観が好き。自然体で、食べるために作られたおやつって感じで。(まぁトレーにこの餅がたくさん並んでる状態はちょっとグロテスクでしたが・・・。)
食べました。餅が柔らかくて美味しい~。絶対つきたて!中身は餡入りと餡なしがあります。餡なしは売り切れだったので餡入りを買ったのですが、餡入りできっと正解!甘さ控えめのこし餡がとても絶妙。全体的にすごく素朴な味に仕上がってます。餅につけてるのか豆につけてるのかよく分からなかったけど塩味がちょっときいてて、それがアクセントになってすごく美味しい。熱いお茶が絶対あいます。

最近、見た目を飾り立てただけ、餡の味だけの上生菓子に少し飽きてきた感があって、そんなときに食べたこの豆餅は本当に美味しかったです。お茶席では使えないし、狭義の京菓子という分類には入らないかもしれない、でも普段食べるのに大満足なこういうお菓子。これからも庶民の味としてずっと続いていくんでしょうね。

今回は載せませんが、あわせて福豆大福という赤エンドウマメの代わりに白大豆をゴロゴロと入れた餅も食べました。白大豆が甘く煮詰めてあるので豆餅より全体的に甘く、私的にはこちらの方が好き。でもどちらも美味しいです。




s-P1050312.jpg

卯 (神饌菓子) by 御菓子司 末廣堂

またまた登場の供饌菓子(くせんがし)です。

今度は、会社であまりを頂きました。
うちの会社は住吉大社に帰属(?)してて、毎年仕事始めには役員の年頭祈願があり、各事務所や工場にはミニ社とか神棚があるのですが、うちの支社の神棚にお供えしてたものをいただいたわけです。

箱には、画像の卯(うさぎ)、餢飳(ふと)、糫餅(まがり)の3つが入ってました。

卯・・・住吉大社が卯年卯月卯の日に御鎮座されたことに由来。今年は寅年ですが、一年間違えたわけではありません。
餢飳(ふと)、糫餅(まがり)・・・住吉大社に奈良時代より伝承の特殊神饌「ふと・まがり」に模して作製。ふと・まがりがどういったものか謎ですが、かつて中国(唐)よりもたらされたお菓子の一種らしいです。漢字も特殊すぎてフォントの設定によっては表示されないパソコンとかありそう。

で、このお菓子ですがおしる粉になってます。お碗に入れてお湯で溶かすいわゆる懐中しる粉。インスタント食品のさきがけ。最中に包まれているのは見たことありますが今回のは落雁的なもので、アズキのお汁粉じゃなくて砂糖の汁粉っぽい。

お湯を入れる前のものが1枚目の画像。
お湯を淹れた後が2枚目の画像。
食べてみました。

う~ん。。。
まぁ正直あんまり美味しくない。
砂糖にポツポツと浮き実(お茶漬けに入ってるような丸いヤツ)が入っていて、砂糖汁を飲んでるイメージ。あ、もちろん即席汁粉系にはお餅は入っていません。

とりあえず、私は今回を持って断言します。
   「供饌菓子は美味しくない!!」

古い時代のお菓子を真似てるからってのはありますが、何て言うか、お供えものはあくまで供えるものであって人様が食べるものではないということでしょうかね。



100114_063810.JPG
























100114_063916.JPG

黒こしょう 他3種 (おかき) by 蕪村菴

おかきやお煎餅というと関東のお菓子というイメージがあるけれど、今回はちょっとだけ珍しい京都のおかきの紹介です。
彼氏のお母さんがよく買ってきているというものを、私が美味しい美味しいとボリボリ食べてたらお裾分けでくださいました。

画像は、中心の「黒こしょう」というちょっと刺激強めのピリ辛(?)せんべいから反時計回りに「のたりのたり」(有明のりせんべい)、「青磯のかほり」(四万十のり使用)、「花満月」(揚げせんべい)です。

これね、本当美味しかったです。なんだろう、市販のものと違って化学調味料とか使ってない素朴な本来の味がします。まぁ多少は化学調味料だって使っているのかもしれないけれど、やっぱりちゃんとした食べ物の味!って感じがしました。

ちなみにこの中では花満月が甘辛で柔らかくて一番好き。青磯のかほりは本当にかなりの磯の香りがします。




100109_232509.JPG


粋甘粛 by 源吉兆庵

この時期恒例、帰省のお土産は・・・。

この間、おすそ分けで頂いてとても美味しかったお菓子、源吉兆庵さんの粋甘粛(すいかんしゅく)です。

説明書きによると、「滋味深い国産の干柿に、さらりとした味わいの白あんを詰め、薄く羊羹で包み、みじん粉をまぶして自然の姿そのままに和菓子にしあげました。果実の持つ純粋な甘さをつき詰め、匠の技で磨き上げた手仕事の心かよう創作果実菓子です。」ということです。

干し柿に餡を詰め、それを羊羹で包んであるとは豪華な構成。じっとりと腰をすえたような甘さが広がります。華やかな美味しさではないけど、どちらかと言うと重さのある味。確かに滋味と言う言葉があうような気がします。大人が楽しめる美味しさだと思います。









中はこんな感じ。

カレンダー

07 2025/08 09
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
Copyright ©  -- ドリログ --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Photo by momo111 / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]