ドリログ
ドリンクブログ、略してドリログ!! ここでは緑茶から紅茶、コーヒー、お酒、カクテルまで画像付きで紹介していきます。
- 2011.04.10
阿里山高山烏龍茶 by 昇恒昌股份有限公司
- 2011.02.22
東方美人 @ CeremonyCafe and Chinois T.T.T
- 2010.05.06
普洱茶 by 上海甘醇茶業(?)
- 2010.04.28
銀針白毫 by 悟空
- 2010.02.26
観音王 @ 唐韻茶坊
阿里山高山烏龍茶 by 昇恒昌股份有限公司
そのお土産を貰ったので紹介です。
やっぱり台湾と言えば烏龍茶ですよね。生産量も中国福建省に次いで2番目に多いです。
お土産の小包に同封されていた母のメモ書きによると、「山」の字がつく烏龍茶は高級品、とのこと。どうやらそれは台湾では高山の山腹で多く茶が栽培されているからのようです。
いただいたお茶は「阿里山」のお茶。わざわざ高いのを選んでくれたみたいです。ありがとう。
さっそく飲みます。
お茶の量がどのくらいか分からなかったので箱の説明書きを見ると「適量の」としか書いてませんでした。適量ってどのくらいだ!
分からないので入れまくってみました。
水色は青茶らしいきれいな黄緑色に染まりました。
そして味は、やはり絶妙な口当たりです。少しとろっとしていて(ダンナはとろっとはしていないと言いましたが)、ほのかな甘みがあります。舌触りと喉ごしが柔らかいです。
中国茶はお湯をさして何杯も何杯も飲みますが、湯を入れるたびに味に深みが増して美味しかったです。
高級なお茶って感じでした。(缶を開けたら中身が少なくてびっくりしたしね)
軽やかな中国茶器で飲みたかった。
一応ガラスのカップと布製のコースターをチョイスしてみたけど、やっぱりティーカップじゃね・・・。
ところで、ペットボトル烏龍茶のせいで烏龍茶は麦茶より濃い茶色、というイメージがありますが、あれらはどうしてあんな色なんでしょうね。
東方美人 @ CeremonyCafe and Chinois T.T.T
中国茶が美味しそうだったので、頼んでみました。
色々あったんだけど、東方美人というお茶にしてみました。説明に「甘くとろっとしている」と書いてあったので。
中国茶なのに「甘くてとろっとしている」!!ですと。
どちらかというと中国茶はさっぱり香ばしいというイメージがあるので、これは飲んでみたいと思い、オーダー。
しかもお肌や健康にもいいらしいとのこと。
ちゃんと工夫茶の様式で運ばれてきました。豪華豪華。聞香杯で香りも楽しみます。ほのかにだけど、良い香りだった~。
さて味は。
うほ、本当に甘くてとろっとしている!!ほんわかする味です。茶葉は普通のウーロン茶とそんなに変わらないのにこんなに風味も見た目も変わるなんて。
とにかく喉の通りがまろやかで、何杯でもごくごく飲めました。ちゃんと注ぎ足し用のお湯がたんまり用意されてるのでいくらでもお代わり自由です。むしろそんなに飲めない。
会社帰りの夜遅くにほの暗い店内で一人でゆっくりお茶をする、なんか独身の時のような久々の贅沢で、ほっこりしました。
ところで、東方美人ですが後から調べると台湾のお茶で、なんとウンカという害虫の被害にあった茶葉を精製したものらしい!!ウンカの内分泌成分により茶の二次代謝機能が起こり、どうのこうの~ということらしい。害虫被害にあわせるために栽培も難しいとか。
あー・・・知りたくなかった!!!なんか一気に気分が・・・。
あと東方美人と言う名前は、ヨーロッパでつけられた「オリエンタルビューティー」を意訳したものらしいです。
普洱茶 by 上海甘醇茶業(?)
かなり古い話ですが、上海の自分用おみやげに買ってきたものです。
プーアール茶は旅先でも飲みましたが、空港ですごくきれいなパッケージのものを見つけてしまったのでつい衝動買い。
味は、まぁプーアール茶はどれも同じ味がしますね。ちょっと臭みがあるけど深い味。でも私は、濃く出しても渋みが出ないので好きです。色が出る間は何回でも抽出できるエコな感じも◎。
腸を掃除してくれる効能があるので、旅先では下して大変なことになりましたが、このお茶は飲んでもそんなことにならず。
うーん、前回のお茶が効き過ぎたのか、もしや前回はただ脂っこい食事と水にやられただけ・・・?
ところでパッケージには中国語(簡体字)で成分とか保存方法とか書いてあるんだけど、中途半端に理解できておもしろいです。
浄含量:75克 って、 内容量:75g なんでしょうね。英語で書くと NET:75g ってとこか。
銀針白毫 by 悟空
―関東レポ おまけ―
この間行った関東旅行のお土産の話。
横浜で中国茶専門店に入りました。
そこで白茶を発見!白茶はあまり手に入らない高級品です。デパ地下とかでも見かけないですからね。
迷わず購入。10gで500円しました。
以前、中国茶の解説をした時にも書きましたが、白茶についておさらい。
白茶は中国茶の中の弱発酵茶に分類されます。茶葉を揉まずに自然酸化させた後、火入れして乾燥させて作ります。製造の段階で茶葉が白い産毛に覆われるので白茶と呼ばれます。銀針白毫は白茶の中でもっとも有名で代表的なものです。
さて、淹れてみました。
袋にも書いてありましたが、白茶はガラスの器で淹れるのが良いらしい。というのも白茶は揉みこまずに作られるため、茶葉が大きくまっすぐできれい。ガラスの器で茶葉がゆらゆら揺れるのを目に楽しむということみたいです。
90度のやや冷ましたお湯で蒸らし時間は10分と少し長めに抽出します。飲みごろになるとお茶が上下に揺れ始めます。不思議。
水色は緑茶より薄い黄色。ハーブティーくらいの色です。
飲みました。薄味で上品。渋みが全くなくお茶っぽさがあまりありません。昔飲んだケツメイ茶に似てる香ばしいような爽やかさ。薄味なんだけど飲んだ後の後味がよいです。
うちの彼氏にも大好評でした。
冷水で淹れても美味しいらしいですよ。冬より夏に合いそうなお茶です。
観音王 @ 唐韻茶坊
上海シリーズ 3
前と同じく、カフェ唐韻茶坊にて。
私が頼んだのは一番お値段の張った「観音王(グヮンインワンと聞こえた)」です。その名の通り、鉄観音の王様で(あると思われま)す。
こちらもまず先に説明。
鉄観音は烏龍茶とも呼ばれる青茶の一種。青茶はお茶の発酵を途中で止めたものです。つまり半発酵茶。発酵の度合いは少ないみたい。
烏龍茶の一種ですので、スタッフが工夫茶の点前を実演して淹れてくださいました。工夫茶(クンプーツァ)は数ある中国茶の茶芸のうちで最も有名なもので、急須の上からどさっとお湯をかけたりするのが有名。お茶の香りを聞くことを目的とした烏龍茶限定の点前です。
お湯がこぼれたり茶器どうしがカチャカチャ当たるのを全く気にせず、リズミカルで非常に中国っぽい点前です。
まずは聞香杯と呼ばれる細長い器でお茶の香りを嗅ぎます。仄かにだけど、すっと爽やかな非常に良い香りがしました。
そして背の低い煎茶碗のような茶碗でお茶を頂きます。
かなり発酵を早い段階で止めてあるんですかね、日本の緑茶に近い喉越しの良い味でした。軽さが良い。観音王は鉄観音の中でも音韻と呼ばれる味わいを持つ最高級のものらしいですが、風雅な味わいでした。
左点前が茶葉。サービスで一つくださいました☆
工夫茶の点前。スタッフのお姉さんが非常にキュートで親しみの持てる方でした。なお、工夫とは中国語で時間の意味。時間をかけて淹れますよ、と。
淹れたあとの恐ろしく膨らんだ茶葉。烏龍茶は茶葉が最初ころんと丸まっていますが、お湯を足すと乾燥ワカメのように膨張します。