ドリログ
ドリンクブログ、略してドリログ!! ここでは緑茶から紅茶、コーヒー、お酒、カクテルまで画像付きで紹介していきます。
理想の茶
本当のところをいうと、私の性格や理想は、日本の茶道とは合致していないと思う。私の求める茶というのは多分もっと西洋的で現代的なものに近い。
私が求める茶というのは、茶道のように厳かで重たいものではない。茶が主役ではない。私が求めている茶というのは、もっと軽いタッチで雰囲気を楽しみ普段の疲れを癒すような存在だ。
最も理想とするのは、夏のよく晴れた日に静かな海沿いの明るいカフェで波の音を背景に軽めのピアノジャズを聞きながらぼんやりと一杯のお茶とともに過ごすというスタイル。一人でもいいし、仲のいい友達とでも、彼氏とでも母とでもいい。
具体的に言うなら、以前に夏の平日に行った竹原の「ホクストン」というカフェが忘れられない。民家からほど離れた海沿いを走る県道の傍に建っている。「暑いですよ」といわれながらテラス席へ出てみると海風が吹いてむしろ涼しいくらいだし、波の音がとても心地よくて、たった一家族だけ海水浴をしに海に入っていく様子がのどかで良かった。
そういうくつろぎの時間こそが私にとって大切なのだと感じる。
雨の日には街中のカフェで道行く人を眺めるのも楽しいかもしれないし、車があるときには郊外の山の中のカフェもいいかも。夜になったら高台にある夜景のきれいなところにも行きたい。
私にとってお茶は雰囲気を演出してくれる重要な脇役である。
お茶はどういうスタイルであれ、人に大切なひと時を与えてくれる。
自分なりのスタイルを模索するのもいいと思う。
いいわけ
本当は、出されたお茶ないしお菓子に対して、ホストに感謝し熱い(あるいは冷たい)うちに美味しいと感じながらいただくのが一番なのです。
このブログのように、バシャバシャと写真を撮り、量だけを求めるような格好でテキストとイメージ情報だけ記録
し、一人満足感に浸るようなことは無粋なことだと分かっています。感動したものならば自分の心のうちに残るはずですから。
だけど、いつだって世の中には物事を整理し、保存したい人がいるものでしょう。それに私の忘れっぽさもあいまってお茶の記録集みたいなものを作ってしまったわけです。
その先がブログだったのは、テンプレートがあって楽だったことと、ついでに他の誰かにも何かしらの発見になればなぁという思いがあって。
いいこともあるんですよ。誰かが見ててくれているかもしれないという思いは続けていく原動力にもなります。特にネットは誰も見ていないかもしれないのに見てくれていると勝手に自分で先走ることも出来ますし。独りよがりだったらやっぱり三日坊主です。
とりとめもないことですが、こんなことを書いたからにはお茶に一会の気持ちを忘れないようにしながら真剣にこのブログを続けていこうと気持ちを新たにします。
分量の話
味の決め手にもなるしね。
ちゃんと規格がある物もあるので、今回はそれら分量について。
まず一番ハッキリしてるのがカクテル。
カクテルグラスは容量が90ccと決まっています。
その8分目まで液体を注ぐわけですが、作っている間に氷が溶ける分を考慮すると材料合計のかさは60ml程度。
というわけで、カクテルのレシピは材料合計で60mlと決まっています。
ロングスタイルはこれに限りませんが。
続いて紅茶。
紅茶の総本山、英国紅茶協会の定めるところによると、カップ分量は200cc、その3分の2(133cc)まで注ぐことになっています。(ミルクは好みですが8ccくらいがいいらしい。モーニングだとたっぷりと30ccとか。)
ティーメジャーは本当に分量に決まりがあるのか謎なくらい形と大きさにバリエーションがありますが、だいたいひとすくいが3g程度。実はなかなかの量だったりします。
緑茶についても少し。日本茶は茶によって淹れ方も分量も違います。
抹茶は専用の道具、いわゆる茶道具があるのでこれで決まっています。
茶は茶杓に大盛り一杯半、湯は柄杓半分ほどです。
煎茶にも茶合などの匙があります。分量は感覚で説明するのは難しいなぁ。まぁ予想以上に大量に使いますね。それが美味しくいれるコツかも。
あ、最後は結局あいまいになっちゃいましたね。すみません(^_^;)
まぁなんにせよ分量は繰り返しやってみて覚えるしかないなぁ。ときどき偶然美味しく作れた時に、何をどのくらい使ったかを覚えればいいんだから。
抹茶がきっかけ?
西洋にお茶が知られるようなったきっかけは実は日本の茶道だったりします。
大航海時代、中国にも足を延ばした西洋諸国はそこでお茶も紹介されます。しかしこのときはあまり興味を示さなかったようです。
ほどなくして日本に渡り、そこで茶道文化を紹介されショックを受けるわけです。「たった一杯の茶を飲むために狭い小屋に入り、さまざまなしきたりを覚え、欠けたような茶碗に莫大な金をつぎ込む。まったくもって意味がわからない」と。
しかしこれにより、茶が西洋人の目にとまります。
そして、長崎の平戸と中国広東省のマカオで買い付けたそれぞれの茶がヨーロッパに送られたのが1610年となっています。
いずれ東洋趣味の風潮がヨーロッパに流れ始め、茶は貴人の贅沢として愛飲されるようになるのです。
茶と菓子の相性
お茶にはたいていお茶請け菓子が付きます。
別に何を食べて何を飲んでもよいのですが、ちょっと相性を考えてみましょう。
緑茶、いわゆる日本茶ですが、やはり茶道の世界でもそうであるように甘いお菓子が合うでしょうね。別に和菓子でないといけないことはありません。何でもよいのです。ですが、脂肪分の入っていない、砂糖だけで味付けされたようなそんな純粋に甘いお菓子が合うと思います。緑茶のあっさり目の味わいが、甘さの残る口の中をさっぱりとしてくれます。
逆に紅茶は、バターや牛乳を使って作られた脂肪分の多いお菓子にあうでしょう。そうでないお菓子の後に飲んだ場合、紅茶は渋みが強いので口に残ります。ですが紅茶は油を分解する働きがあるので、脂肪分の多いものを食べたあと口の中の油を切ってくれて口がさっぱりするのです。
コーヒーは、苦味と酸味がきついので甘さやコクのあるチョコレート、生クリームが相性が良いでしょう。ですがコーヒーは口の中を整えてくれることは期待ができませんので、あまり重たくならない方がいいと思います。
ついでにいうなら、アルコールにはやはり塩味のあるものが合うと思います。アルコールは利尿作用があるので体が塩気を欲するのです。脱水症にならないよう、ちゃんと水分も取りましょうね。